エリザベス女王一周忌 ~女王陛下のダイヤモンド~

ライターPOINT DE VUE JAPON 編集部
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9月7日、一周忌を迎えられたエリザベス女王陛下。あらためて哀悼の誠を読者と共に捧げます。その色褪せぬ数々の功績、多くの人々から支持された生き方をご紹介します。
今回はエリザベス女王の所有していたダイヤモンドの王冠やジュエリーの歴史と共に振り返ります。

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あなたは幾つのダイヤモンドの王冠を女王がお持ちだったかご存知ですか? 1947年のご結婚の際に贈られた2つ、ひとつは祖母であるメアリー王妃から、もうひとつはハイデラバードのニザームから。1953年に、メアリー王妃が亡くなられた時に2つ、2002年お母様を亡くされた時に少なくとも5つ受け取られています。

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一世紀ほど前から戴冠式の時に、英国王の妻達はいったい何のプレゼントを贈られるかご存知でしょうか。エドワード王、ジョージ王を始めとして、王達は妻に大粒のダイヤモンドの連なるネックレスをプレゼントするしきたりになっているのです。エリザベス王太妃は娘エリザベス女王の戴冠式に、ご自分の戴冠式ネックレスである、アレクサンドラ女王遺産のネックレスをつけてご出席になりました。このネックレスは更に昔、アレクサンドラ女王がテック公爵夫人から受け継いだものなのです。

代々受け継がれていくうちに現女王の祖母であるメアリー女王は8つのダイヤモンドのネックレスを所持するようになり、幾つかを同時に身につけられる事もあったそうです。そのダイヤモンドの中でも最も古いものは、ジョージ3世の時代のもの。マッド・オブ・キングと呼ばれ、ウィンザー城での隠遁生活の後に亡くなられた王です。彼の妻シャーロット王妃のダイヤの幾つかはブローチ、そしてロシア風王冠として受け継がれています。

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その他のダイヤは、ヴィクトリア女王が公式贈答品として受け取られ、御戴冠中にお持ちになっていたもので、トルコのスルターンからの贈り物である有名なブローチがその一つですが、エリザベス女王はこのブローチの“少し軽くしたバージョン”しかお使いになっていません。というのも、エリザベス女王は母、祖母、曾祖母とは対照的にシンプルな宝飾を好まれるからなのです。ダイヤモンドのネックレスは一回に一連だけ。一度しかお使いになった事の無い宝石もあります。例えばメアリー女王の胴衣の前に付けられていたブローチ。この大きなブローチは3連になっており、ピンで一つずつ取り付けて行くほど大きなものなのです。

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反対に、女王が肌身離さず身につけていらっしゃるのは婚約指輪で、一番愛着を持たれている宝石と言えるでしょう。また、私達が無くなったか他の形に姿を変えてしまったかと思っていた古い宝石が、実は宮殿の金庫の中に何十年もの間眠っていた事は皆さんも驚かされる事でしょう。
メアリー女王の愛のトロフィーであるチョーカーもその中の一つです。エリザベス女王はこのネックレスを1953年に受け継がれましたが、好みに合わないと一度もお使いになった事がありませんでした。

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