皇族とは?皇族の定義や構成・苗字・称号・宮号・現在の皇族のメンバー・旧皇族も詳しく解説します

ライターPOINT DE VUE JAPON 編集部
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天皇陛下や皇族の方に関するニュースは度々目にしますが、実は皇族について説明しろといわれると難しいですよね。皇室の定義現在のメンバーなど意外と知らないこともあるでしょう。

今回は皇族に関して解説します。皇室の定義や構成・苗字・称号・宮号・現在の皇族のメンバー・旧皇族もわかりやすく紹介しますので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

皇族とは?

皇族とは、天皇の一族で、古くは皇親といいました。皇室というと皇族のことと思う方もいますが、正確にいうと天皇陛下は皇族に含まれず、皇室は天皇陛下と皇族のことを指します。

このように皇族とはなにか、定義を知らない方もいるでしょう。皇族を語るうえで重要な皇室典範内廷皇族・内廷外皇族に関しても解説します。

皇族の定義

皇族とは、天皇の一族のことを指し、「皇室典範」は、皇后・太皇太后・皇太后・親王・親王妃・内親王・王・王妃・女王のことです。

昔は国民と違う立場とされていましたが、現在の憲法下では国民とされています。天皇をはじめ皇族は政治を行うのではなく、天皇は国の象徴として国事行為を行っています。

皇族の方々は外国から来賓した方をお迎えし交流したり、逆に外国へ行ったりすることで他国と良好な関係を築くことが公務の1つです。

他にも、伝統行事の継承のため様々な儀式やイベントを行っています。歌会始の儀などもその一例です。

皇室典範で定められている

皇室典範とは、日本国憲法第二条及び第五条に基づき皇室の人々が守るべき基本的な原則や規定をまとめたものです。皇室用の法律というとわかりやすいでしょう。

皇位継承・摂政設置・皇室会議・天皇・皇族の身分など、皇室に関する事項などが記載されています。皇族の行動や振る舞いを決める基準となり、皇族の人々が国家や国民に対して責任を果たすために必要なものです。

国家や国民に対して、尊敬されるような振る舞いをすることが求められるでしょう。

皇族の人々が、社会的な地位や財産を継承することもできるとされています。しかし、皇室典範によっては、皇族の人々が特定の行動や振る舞いを制限されることもあります。

具体的には日本の皇室典範では、皇族の人々が婚姻をする際には、決められた基準を満たすことが必要です。また、皇族の人々は公的な場での行動についても、特別な制限があることもあります。

内廷皇族と内廷外皇族

内廷皇族と内廷外皇族とは、皇族の人々が、内廷や内廷外でどのような役割を果たすかを指す言葉です。内廷皇族は、皇室の独立した宮家を持たない宮廷内部の皇族をいいます。

皇后・皇太后・太皇太后・皇太子・皇太子妃とその家族や未婚の皇子女、及び上皇后のことを内廷皇族といいます。

内廷外皇族は、皇室の内廷に属していない皇族のことです。常陸宮・秩父宮・高松宮・三笠宮・桂宮・高円宮という宮さま方は内廷外皇族になります。

一般的に皇族というと内廷皇族を思い浮かべるのではないでしょうか。表立って活動している方や報道されるのは内廷皇族の方々です。

皇族の方の生活費は国民の税金から出るのですが、その予算も内廷皇族と内廷外皇族で異なります。内廷皇族は内廷費から、内廷外皇族は皇族費からでます。

皇族の構成

皇族の構成をわかりやすく紹介します。また、皇族には天皇陛下が含まれませんが、わかりやすいよう天皇に関してもご紹介します。

天皇

天皇とは、日本国の象徴と定義されています。かつては神のように扱われていました。天皇は、国事行為を行っています。また、天皇は、国民の代表として尊敬されるような振る舞いが求められるでしょう。

各国からの来賓客と交流し国際関係に一役買っています。また、日本国内だけでなく海外でも、多くの人々から尊敬される存在であり日本の皇室を代表する人物です。

天皇は世襲のもので、皇位継承権は嫡出の皇子やおよび天皇の嫡男系嫡出の皇孫男子と決まっています。そのため男児しか皇位継承権がありません。

皇后

皇后とは、天皇の夫人を示し皇室典範に定められた敬称は陛下です。皇后陛下や皇后さまと呼ばれることが多いです。

皇后は天皇とともに皇室の内廷に属する皇族の人々として、国家や国民に対して特別な役割を果たすことが期待されます。天皇の公務へ同行し各国の要人と交流を深めています。

それ以外にも、日本赤十字社名誉総裁職や養蚕が皇后の務めです。

親王

親王とは、日本で皇太子を指す言葉です。皇太子とは皇位継承権第1位の人をいいます。皇位継承資格がある男性を示す呼び方です。皇子・皇太孫も含みます。

そのため、愛子様は女性のため親王になることはなく、内親王といいます。日本国憲法によって、天皇の後継者とされており、国家を治めることができます。天皇の娘は親王ではなく内親王です。

親王妃

親王妃とは、親王の妃のことをいいます。皇太子妃・皇太孫妃も含まれ、殿下と呼ばれ、夫である親王が天皇へ即位した際には皇后へなります。

現皇后の雅子陛下も以前は親王妃で、雅子殿下と呼ばれていました。

内親王

天皇の嫡出の皇女、簡単に説明すると天皇の娘および天皇の女の子の孫を内親王といい、天皇の姉妹も内親王とされます。

現在愛子様は内親王にあたり、愛子殿下と呼ばれます。

皇位継承資格を有する男性のことを王といいます。親王と似ていますが、親王は皇位継承権第1位を持つ男性で、王は皇位継承権第2位以下の男性を指します。

現天皇が皇太子時代、秋篠宮様は王でした。しかし、現天皇が即位したことで秋篠宮様は親王へ変わりました。諸外国の王族で使用する王と、日本皇族での王は全く異なります。

女王

女王とは、天皇の息子の娘など三親等以上離れた皇族女子のことを女王といいます。敬称は殿下で、現在は彬子女王・瑶子女王・承子女王などがいらっしゃいます。

現上皇が天皇だった時代は眞子様や佳子様が女王でした。

皇族に苗字はない?

日本の皇族には、苗字がありません。その代わりに秋篠宮や常陸宮など宮号を名乗っています。大和政権時代、大王は家臣に血族で名乗れる姓を与えます。

つまり大王自身は姓が必要なく、大王ではなく天皇という立場になった今も姓がないのです。そして、姓だけでなく皇族には戸籍もありません。

女性皇族は結婚とともに皇室を離れますが、それを機に相手の姓を名乗り戸籍を作ります。

皇族の称号・宮号

皇族の称号とは幼少時の呼び名で皇族の称号は天皇または 皇太子の子女にのみ与えられます。 宮家の子女には与えられません。愛子様の称号は敬宮、上皇の娘である黒田清子さんは紀宮でした。

宮号は秋篠宮・三笠宮などのことをいいます。苗字のように名乗っており、ニュースなどでも聞くことがあるため馴染みがあるでしょう。

現在皇族にある宮号は秋篠宮・常陸宮・三笠宮・桂宮・高円宮です。

現在の皇族のメンバーは?

現在の皇族のメンバーは、皇后・上皇后を含め15名います。

  • 皇后雅子陛下
  • 上皇后美智子陛下
  • 秋篠宮文仁殿下
  • 秋篠宮文仁親王妃紀子殿下
  • 敬宮愛子殿下
  • 悠仁内殿下
  • 義宮正仁殿下
  • 常陸宮正仁親王妃華子殿下
  • 三笠宮崇仁親王妃百合子殿下
  • 寬仁親王妃信子殿下
  • 彬子女王
  • 瑶子女王
  • 承子女王
  • 高円宮憲仁親王妃久子殿下

一覧からもわかる通り、現在皇族は女性が多く男性の皇族が減っているため今後の皇族が減少してしまうのではないかと問題となっています。

旧皇族とは?

皇族を離れた者やその男系子孫のことをいいます。日本国憲法・現行皇室典範施行後の1947年10月14日に皇籍離脱した、11宮家51名や男系子孫を指すことが多いです。

なぜ皇室を離脱したのかというと、第2次大戦敗戦後の1947年10月にGHQが、昭和天皇の弟の宮家以外のすべての宮家の人々に皇族を離脱するよう命じました。

そして、離脱した皇族たちを旧皇族と呼ぶようになりました。旧皇族の中には既に断絶してしまった宮家もあります。戦後に離脱した宮家や断絶した宮家を紹介します。

戦後に離脱した宮家

旧皇族と呼ばれるのは東伏見宮家・閑院宮家・伏見宮家・山階宮家・賀陽宮家・久邇宮家・朝香宮家・東久邇宮家・梨本宮家・北白川宮家・竹田宮家です。

現在皇族の男性が減ってきているため旧皇族の皇族復帰を考える意見も聞かれます。しかし、賛否両論あり現在は皇族復帰をしていません。

旧皇族の子孫では、竹田恒徳氏のようにIOC(国際オリンピック委員会)委員、JOC(日本オリンピック委員会)会長になるなど活躍している方もいます。

断絶した宮家

断絶した宮家とは、東伏見宮家・閑院宮家・山階宮家です。梨本宮家は養子を迎え名字だけは残っていますが、事実上断絶したとされています。

また、北白川家も子供が女性だけでいずれ断絶しそうといわれています。

女性皇族は結婚で皇室を離れる

日本の皇族では、女性皇族が結婚すると皇室を離れることになります。これは、日本の皇室典範で定められています。上皇の長女である清子様も結婚後は皇室を離れ黒田清子さんとなりました。

現在男性の皇族が減少しており、公務の関係などから女性も結婚後皇室に残るように法を変えるべき、という意見も出てきています。しかし、賛否両論ありまだ法改正の話が進んでいません。

では、元皇族の女性が離婚した場合はどうなるかというと、簡単に皇族に戻れません。元皇族の女性は旧姓が無く、実家は皇居や宮邸になります。

結婚し一般人になると皇室の財産である皇居や宮邸には一切住めなくなります。そのため、実家に戻ることはできません。旧姓もないため、離婚前の姓を名乗り続けなければいけません。

また、皇室の財産は簡単に一般人へ渡せず親に支援してもらうことが難しいのです。そのため、元皇族の女性が離婚する場合は多くの困難があるでしょう。

皇族をもっと詳しく知ろう!

皇族に関してご紹介しました。称号など意外と知らないこともあったのではないでしょうか。また、皇族は天皇家族や秋篠宮様に関するニュースは度々見聞きしますが、他の皇族も多くいるのです。

現在の皇族や旧皇族となった宮家などを知ることで日本の歴史について理解が深まったのではないでしょうか。皇族に関してもう少し詳しく知りたい方はぜひ本サイトをご覧ください。

本サイトでは日本だけでなく各国の王室に関しての情報をご紹介しています。皇族に関しての記事も多くあるので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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