世界の王室格付けランキング|1位~6位・国家元首の序列や王室と皇室の違いを解説

ライターPOINT DE VUE JAPON 編集部
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世界には王室が数多くあることが知られています。これら王室について格付けをした場合、どのようなランクになるのでしょうか。

もしも王室のランキングについて知りたいと思っている人ならば大変興味深いものではないでしょうか。この記事では世界王室格付けについて、くわしく解説していきたいと思います。

王室を持つ国は何カ国?

王室を持つ国とは、君主(国王や女王、皇帝など)を最高権力者とする国家のことを指します。現在王室を持つ国は以下のような例があります。

アラブ首長国連邦(UAE):湾岸諸国の中で最大の国家であり、7つの首長国からなる連邦制の国家です。君主は各首長国の王族の中から選ばれるエミラト・カトゥル・サイード・アル・マハリ等が務めます。

ブルネイ(Brunei):東南アジアに位置する小さな国です。君主はサルバトール3世国王が務めています。

バハマ(Bahamas):カリブ海に浮かぶ諸島からなる国です。君主はイギリス国主が兼位しています。バハマのように世界中には王室が君主を兼位する国があります。

それらの多くは君主が実際に最高権力者かどうかは異なっており、君主としての象徴的な役割を果たす場合もあるでしょう。

世界には全部で27の王室が存在しています。

世界の王室格付けランキングTOP3

ここからは世界中の王室を、歴史の長さランキングでのTOP3をみていきましょう。ランキングの方法や基準によって順位は大きく異なる場合がありますが、歴史の長さについてはほぼ確定されています。

1位|日本

日本の皇室は世界最古の長い歴史を持ち、天皇は日本国憲法により象徴として国家の安寧と国民そして世界の平和を願っておられます。

天皇:日本国憲法により、日本国および日本国民の統合の象徴として即位されます。現在の今上天皇は徳仁天皇であり、国民から高い尊敬を集めておられる存在です。

皇太子:天皇の後継者であり、皇室典範により「皇嗣たる皇子を皇太子という」と定義されます。皇室典範に基づくと皇太子の称号を受けるのは今上天皇の皇子たる親王が皇嗣である場合のみとされます。

2位|デンマーク

現在のデンマーク王は次女王のマルグレーテ2世です。1972年に父である前王の崩御に伴ってデンマーク王に即位しました。イギリスのエリザベス2世が崩御したため、現在では唯一の女王となっています。

デンマーク王室はギリシャ・スウェーデン・ノルウェー・ベルギーなどの王室と親戚関係があります。

なおマルグレーテ2世は2022年に孫8人のうち4人の王子・王女の称号を剥奪すると発表し話題になりました。その後に女王は謝罪しましたが、内輪揉めの事態となっています。

3位|イギリス

イギリス国王はイギリスの国教である英国国教会(Churchof England)の教皇、つまり英国国教会の主教であり、宗教面でも社会をリードするという役割を持っています。現在の王位は2022年からチャールズ3世です。

王室の仕事は、国民を代表して国内外での行事や出席や国交を担当することです。王室の抱える仕事は毎年3000件以上になるため、20人の王族によって分担することになっています。

イギリス王室は王族の人数が多く、また英連邦王国は14もあります。この14カ国の国家元首はイギリス国王であるチャールズ3世が当主として即位しているのです。

世界の王室格付けランキング4位~6位

ここからは前項から引き続いて世界中の王室、歴史の長さランキングの4〜6位について説明させていただきます。

4位:スペイン

スペイン王室は国王フェリペ6世を筆頭に、レディシア王妃など世界でも認知度が高い王室として知られます。また日本の皇室とも親密な関係にあるので日本でも人気の高い王室といえるでしょう。

スペイン王室はスペイン社会における重要な存在であり、教育・文化・科学技術・スポーツなどの活動にも積極的に関わっています。

現在のスペイン国王であるフェリペ6世は、2014年に父である前王の退位を機に王位を継承しました。

国王となる前にレティシア王妃と結婚しますが、その前に「レティシアと結婚できないなら王位を捨てる」と発言し、話題になったこともあります。

こうした点からも王室はスペイン国民からも支持を受けていますが、その一方で王室に対する批判も存在しています。これは王室による財政上の問題や、政治的な問題などがあるためです。

5位:スウェーデン

現在のスウェーデン王室の最高位にあるのは、国王カール16世グスタフです。1973年からスウェーデン国王として活動しており、王妃はシルヴィアです。

約500年の歴史を持つスウェーデン王室ですが、2019年に王室の範囲を狭めると国王カール16世グスタフが発表しました。これにより国費を受け公務を行う王室のメンバーも制限されました。

国王と王妃、その第1子であるヴィクトリア王太子とその一家だけが対象です。なぜ王室の範囲を狭めたのかというと、王室のメンバーが多くなって王室の維持費がかかりすぎるためでした。

王室の維持には税金が投入されるため、国民からの批判も高まっていたという背景もあるようです。王室は3家族16人いるのですが、国王としては苦渋の判断だったことでしょう。

スウェーデン王室は世界で一番美しい王室ともいわれています。カール・フィリップ王子の妻であるソフィア妃はモデルやウェイトレスとして働いていたこともあり、世界中から愛される王室としても知られています。

6位:タイ

タイ王室は現存する王室中、東南アジアで最も古いものです。現在は1782年から続くチャクリー王朝となっており、現国王は2016年からラーマ10世(ワチラーロンコーン)が即位しています。

かつてのチャクリー王朝では副王という制度がありましたが、副王の周囲に反国王派などの存在が集まりやすく、弊害が多くありました。そのため摂政と王太子の制度を導入することになり、現在に至ります。

国王はタイの元首であり、憲法によって人民の最高点に立つ人物とされています。タイ軍の総帥であるのはもちろん、仏教徒として宗教界の頂点に立つ存在です。

尊敬し崇拝すべき地位である国王に対し、何人も問い詰めたり告訴したりはできないとされます。また仏暦2499年刑法という法律によって、国王は特権的な位置付けをされた存在となっているのです。

タイ王室では国王・王妃・王太后・王太子・王子・王女など、各人が固有の旗を持つユニークな特徴があります。国王の息子と兄弟旗や国王の娘と姉妹旗といった個人だけでなく家族での旗もあるのも特徴的です。

国家元首の序列を紹介

ここからは国家元首の序列について紹介していきましょう。国家元首の序列というものは国家の歴史や政治体制によって異なってきます。

君主制の国における王位の継承は、その国の定める継承順序によって国家元首たるべき王の即位が決まります。それに対し共和制や民主制の国では、選挙などによって国家元首が決まるでしょう。

日本では第二次大戦の前後で国家元首についての決まりが変わりました。戦時中までは明治政府によって公布された大日本帝国憲法によれば「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総欖」するとされていました。

戦後に公布された現憲法の日本国憲法で天皇は国民の象徴とされ、形式的・儀式的な行為を行われますが、国政に関しては一切権限を持ちません。また厳密な意味での元首は日本には存在していません。

これに対しアメリカ合衆国では国の創立以来、大統領が国家元首となっています。アメリカ合衆国では1787年に制定された憲法に基づき、選挙によって大統領が決まります。現在の大統領は第46代、ジョー・バイデン氏です。

皇帝

皇帝は王と違い、いくつもの異民族を包括する普遍的な国家を統治する人のことです。そのため皇帝は王より上位の存在と考えられることもあります。

皇帝制は古代から近代にかけて世界各地でみられました。しかし現在では皇帝と呼ばれる存在は廃止されており、君主立憲制が主流となっています。

日本で天皇の号が成立したのは、7世紀後半の大宝律令で法制化される直前である天武天皇あるいは持統天皇の時代であるとされています。

それ以降天皇は国家を統治していました。第二次世界大戦後1945年に日本憲法が施行され、1947年に天皇は国家を統治する権限を放棄し、国家の象徴的存在としてのみ活動するようになりました。

現在の天皇は国家の象徴的存在として、皇族とともに国民との交流や国内外での代表的な儀式や行事を行います。また慈善活動や文化的な活動にも積極的に取り組まれています。

法王

法王とは宗教上の最高権力者への呼称として使われる言葉です。なお日本ではキリスト教のカトリック教会での最高位聖職者を「ローマ法王」と呼んでいました。

1981年、ヨハネ・パウロ2世の来日を機に、今日では「ローマ教皇」と呼ばれるようになってきています。ただし今でもローマ法王と呼ぶこともあるようです。

教皇は全世界のカトリック教徒を統括する立場にあります。彼はローマ教皇庁(バチカン市国)で活動しており、バチカン市国の国家元首でもある存在です。

現在のローマ教皇はフランシスコ教皇です。2013年に教皇庁を継承しました。教皇はカトリック教会の教義や信条を守り、教会を統括するとともに、国際的な問題にも取り組んでいます。

同じキリスト教でもギリシア・ロシア・セルビア・エチオピアなどの東方正教会では、

各教会の総主教が法王に該当します。

中でもコンスタンティノープル総主教は「対等な者たちにおける第一人者」として敬意を表されますが、総主教たちは基本的に平等な立場です。

王・女王

王や女王は古くからヨーロッパなどの各国を支配する君主のことを指します。国を治める王たちは立法・行政・司法のすべてを掌握し、統治する最高権力者です。王を君主とする国家は王国と呼ばれます。

女王は王制において、男子の後継者がいない場合に王位を継承できる女性のことを指し、重要な存在とされます。

女王としては先代のイギリス王、エリザベス2世女王が有名です。1952年に王位を継承し、2022年までイギリスを治めていました。

エリザベス2世は世界で最も長寿な王であり、王位を継承して以来世界で最も長く、国家を治める君主となっていました。国家の象徴的存在として長年に渡り国民から愛されて北女王です。

大統領・首相

大統領はアメリカ合衆国やフランスなど、共和制や民主共和制の政治体制を持つ国で、最高指導者や最高行政責任者として務める人物を指します。

国によって違いますが、国家を代表して外交や軍事を指揮するだけでなく行政を執行するタイプの大統領がいる一方で、象徴や儀礼的な役目を果たすのみの大統領がいます。

首相

首相はイギリスや日本など、君主立憲制や議院制の政体を持つ国で、最高指導者や最高行政責任者を務める人物を指します。

国会での演説や法案の提出、内閣の議決などを行い、国家を指導する役目をもつのが首相です。また内政だけでなく、外交や軍事を指揮することもできます。

王室と皇室の違い

現代における王室は、君主立憲制を採る国家での象徴的存在であり、国家を代表する役割を果たしています。

国家を治めるための立法・行政・司法に対する権限を持たず、国家を統治する権限も持ちません。その代わりに国家を代表する役割を担っています。

日本の皇室は、他の王室同様の役割を担うことについては同じといえるでしょう。

しかし天皇は国の象徴として国家や国民の安寧、さらに世界平和を祈る役割を果たすという点において、他国の王にはない大きな違いがあるといえるでしょう。こうした役割はローマ教皇と共通するものです。

世界に「皇帝」はただ一人

「世界に皇帝はただ一人」という表現は、日本の天皇に対していわれることが多いです。それは現在どの国にも皇帝が存在せず、皇帝と同格の存在が天皇とされるためです。

かつての中国では古代より皇帝が即位しており、絶対的な権力を持っていました。しかし1912年に清朝が倒れ中華民国が建国されると中国の皇帝は廃止されることになります。

現在の中国は共産主義国であり、皇帝は存在しません。

世界の王室についてもっと知りたいなら

世界の王室格付けランキング、今回は主に歴史の長さという観点から行ってまいりました。現存する王室として一番古いのは日本の皇室だと、ご存知だったでしょうか?

歴史を調べると世界には数多くの王国が興り、滅亡していきました。そうした中で今でも王室が残っている国では、国民も自国の王室に誇りと愛情を持てるでしょう。

かつては絶大な権力を誇った王という存在とその王室は、その国において象徴となり国民の心の支えとして活動することに、役目をシフトさせています。

そんな王室について興味を持ち、もっと各国の王室について知りたくなったら、こちらのサイト内に豊富な情報が記載されています。よろしかったら探してみてください。

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