イギリス王室の結婚式を詳しく知りたい!結婚式の場所やウェディングドレスのルール・近代行われた結婚式の様子も徹底解説

ライターPOINT DE VUE JAPON編集部
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これまでの長い歴史の中で、イギリス王室の結婚式は幾度となく実施されてきましたが、その内容について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

イギリスの王室で執り行われる結婚式は、世界的にみても豪華絢爛で見応えがあるといわれています。それと同時に、伝統ある王室であるため、しきたりやルールが多いのも事実です。

今回は、イギリス王室の結婚式についての解説をします。式を行う場所やウェディングドレスのルール及び近代において実施された式の様子を紹介します。

イギリス王室に関して興味を持っている方はもちろんのこと、世界の結婚式事情について知りたい方にも興味深い内容となっているので、ぜひご覧ください。

イギリス王室の結婚式にはどのようなルールがある?

まずは、イギリス王室の結婚式にどのようなルールがあるのか解説をします。伝統あるロイヤルウェディングですので、数多くのルールがあるのは想像に難くありません。

これまでのイギリス王室の結婚式の歴史やどんな方々が参列するのか、興味がある方も多いのではないでしょうか。

日本や他の海外とは異なる、イギリス王室ならではの結婚式事情について解説するので、ぜひ参考にしてください。

結婚式の歴史

欧州の結婚式の歴史といえば、宗教と深い関係があります。特にキリスト教が普及した欧州では、教会式の結婚式を執り行う風習が昔から続いています。

1753年に婚姻法が成立する以前は、宗教色が非常に強く、どちらかといえば公開するものではなく秘跡として取り扱われてきました。婚姻法の施行により、秘跡としてではなく民事的な契約であるという考え方が普及していきます。

イギリス王室の歴史で有名なものといえば、ヴィクトリア女王の結婚式が挙げられるでしょう。当時は純白のウェディングドレスは一般的ではありませんでした。

しかし、ヴィクトリア女王は真っ白なドレスを着用して式に臨みました。ウェディングドレスが純白であるというイメージを作り出したのは、ヴィクトリア女王であったと考えられています。

参列するのはどのような人?

イギリス王室の結婚式に参列するのは、どのような人でしょうか。まずは、結婚する新郎新婦の親族が参列します。これに加え、イギリス王室のメンバーや新郎新婦と近しい方々が含まれるのが一般的です。

親族以外でも、著名人が参列する例も見られます。例えば、2018年5月のヘンリー王子とメーガンの結婚式には、世界的なサッカー選手であるディビット・ベッカムが参列しました。

参列者には、イギリス王室から招待状が届きます。参列者の服装は、招待状で指示のあるドレスコードに従うのがルールです。

王室の結婚式に招待された場合は、最大限におしゃれをして臨みたいと思ってしまいがちです。しかし、参列者が新郎新婦よりも目立ってしまうのは最大の無礼であるとの考え方が根底にあると考えられています。

結婚式が行われる場所

イギリス王室の結婚式の歴史や参列者に関して紹介をしました。では、イギリス王室の結婚式とはどこで執り行われるのでしょうか。

歴史と伝統のあるイギリス王室の結婚式は、開催場所にも細かなルールがあると考えられます。やはり一般市民では利用できないような、限定された場所で執り行われるケースが多いです。

イギリス王室の結婚式会場に利用されることが多い代表的な場所を、以下に3例紹介します。

  • ウェストミンスター寺院
  • セント・ポール大聖堂
  • ウィンザー城

順を追ってみていきましょう。

ウェストミンスター寺院

ウェストミンスター寺院は、ロンドンのウェストミンスターに立地しているイングランド国教会です。もしくはウェストミンスター修道院とも呼ばれます。

墓地としての役割を担う建物で、内部の壁と床には歴代の王・女王・政治家などが多数埋葬されています。すでに追加で埋葬するスペースはないほど、多くの方が眠っている場所です。

ウェストミンスター寺院では、数々のロイヤルウェディングが開催されてきました。例えば、2011年のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式もウェストミンスター寺院で執り行われています。
以前から戴冠式(たいかんしき)などの重要な王室行事が開催される、由緒ある場所として認識されています。

セント・ポール大聖堂

セント・ポール大聖堂は、ロンドンの金融街であるシティ・オブ・ロンドンに立地する大聖堂です。ロンドンの中心に位置し、世界的にも有名な場所として知られています。

セント・ポール大聖堂は、607年に建立されたと伝えられています。しかし、何度も消失や取り壊しがあり、現在残っているのは何代も後のものです。

セント・ポール大聖堂の内観はバロック様式が採用されており、歴史を感じさせてくれる景観です。また、天井のドームには天井画が施されており、観光名所としても人気があります。

セント・ポール大聖堂で執り行われた中で有名なのが、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式です。セント・ポール大聖堂は、伝統があり建築様式における魅力にあふれた場所として親しまれています。

ウィンザー城

ウィンザー城は、ロンドンの西34kmに位置している場所で、イギリス君主の公邸の1つです。イギリス王室の所有物でもあり、イギリス国王が週末の余暇を過ごす場所として利用されています。

ウィンザー城は、11世紀に木造で建築されたのが最初であると伝えられており、現存する建物は何度も建て替えられたものです。

ウィンザー城にはセントジョージ礼拝堂があり、ここで結婚式を執り行うケースが多くみられます。

多くの王室関係者が、セントジョージ礼拝堂で結婚式を執り行ってきました。例えば、2018年5月にはハリー王子とメガン妃が挙式の挙式が行われました。

イギリス王室の結婚式会場としての利用する機会が多く、世界的にも広く認知された場所といえるでしょう。

ウェディングドレスにもルールがある?

イギリス王室の結婚式が、これまで執り行われてきた場所について紹介をしました。伝統ある王室の結婚式ですので、他にも多くのルールがあると考えられます。

では、結婚式に新婦が着用するウェディングドレスにもルールがあるのでしょうか。結婚式の花形ともいえるウェディングドレスにも、イギリス王室らしい厳格なルールがあります。

ウェディングドレスに関するルールについて、主なものを以下に5項目紹介します。

  • 王の承認が必要
  • イギリス人デザイナーが担当する
  • 純白のドレスであること
  • 袖があるデザインであること
  • ブーケにはギンバイカを入れる

順を追ってみていきましょう。

王の承認が必要

結婚式のウェディングドレスは、最終的には王の承認を得ないと着用できません。最終権限は、その時代の王・女王が持ちます。

例えば、キャサリン妃のドレスも、メーガン妃が着用したジバンシィのドレスもエリザベス女王が承認したとされています。

イギリス人デザイナーが担当する

イギリス王室のウェディングドレスは、イギリス人デザイナーが担当することになっています。有名なブランドに携わるデザイナーによってデザインされるケースが多いようです。

イギリス人デザイナーと新婦が、十分に話し合ってドレスのデザインを決めて製作していきます。出来上がったドレスを王・女王に見てもらい、最終承認を得るというのが基本的な流れです。

純白のドレスであること

ロイヤルウェディングにおけるドレスは、純白でないといけないというルールがあります。近年は、結婚式に純白以外のカラードレスを用いるケースが増えていますが、イギリス王室では純白しか用いません。

クリーム色のような白色に近いカラーでも、ロイヤルウェディングにおいては利用できません。

ヴィクトリア女王が取り入れた純白のドレスが、伝統あるイギリス王室の結婚式のスタンダードとして受け継がれています。

袖があるデザインであること

ウェディングドレスには、袖があるデザインが必須です。スリーブレスやストラップレスのドレスは、ロイヤルウェディングではまず見かけることがないでしょう。

花嫁の貞淑さを表現するために、できるだけ肌の露出を抑えた袖入りのデザインを採用していると考えられています。

ブーケにはギンバイカを入れる

ロイヤルウェディングのブーケには、必ずギンバイカを入れるというルールがあります。ギンバイカは、かわいらしい白い花を枝先に開花させる花で、豊かな芳香がします。

このルールは、ヴィクトリア女王が夫であるアルバートの祖母からギンバイカを贈られたことがきっかけで始まりました。

日本では、ブーケといえばブーケトスに利用するのが一般的ですが、イギリス王室では兵士の墓に捧げられることになっています。

エリザベス女王とフィリップ殿下の結婚式

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エリザベス女王とフィリップ殿下の結婚式は、1947年にウェストミンスター寺院にて執り行われました。6人の国王と7人の王妃を含む2,500人が参列したと伝えられています。

お二人の結婚に対しては、反対の声も多く、ギリシャから帰化したフィリップ殿下に対する世間の目は厳しかったようです。

第二次世界大戦後で財政難の状況でもあり、苦労が多かった結婚式でしたが、無事式典を終え、バッキンガム宮殿にて披露宴が執り行われました。

チャールズ国王とダイアナ元妃の結婚式

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チャールズ国王とダイアナ元妃の結婚式は、1981年にセント・ポール寺院にて執り行われました。招待客は3,500人にのぼり、結婚式当日は多くの市民が会場の周りに集まったと伝わります。

ダイアナ元妃が着用したドレスは、パール1万個・25フィートのトレーンが付いた純白のウェディングドレスでした。ダイアナ元妃の美しさは、式をテレビ中継していたこともあり、世界中で話題となりました。

しかしチャールズ国王とダイアナ元妃は1992年に離婚してしまい、1997年にダイアナ元妃は不慮の事故で亡くなってしまいます。

それでもお二人の豪華絢爛な結婚式は、イギリス王室の伝統ある結婚式の象徴として、今でも語られています。

ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式

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ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式は、2011年にウェストミンスター寺院で執り行われました。多くの王室関係者を始め、お二人が選んだゲストを含む1,900人が招待されたといわれています。

式の様子は世界中で生中継され、日本でもテレビにて放送されました。特にイギリスでは2,500万人以上がテレビ視聴をしていたといわれています。

キャサリン妃のウェディングドレスは、アレキサンダー・マックイーンのデザイナーであるサラ・バートンによりデザインされました。精練した絹糸を用いた本繻子(ほんしゅす)で作られ、重層したレースの胴着とアップリケのついたスカートのドレスでした。

シンプルながら高級感と清楚が感じられる素敵な印象だったといわれています。ウェストミンスター寺院での式を終えた後は、バッキンガム宮殿にて披露宴が執り行われました。

ヘンリー王子とメーガン妃の結婚式

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ヘンリー王子とメーガン妃の結婚式は、2018年にウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂にて執り行われました。

式には、エリザベス女王を始めイギリス王室の顔ぶれが揃いました。これに加えて、ベッカム夫妻やジョージ・クルーニー夫妻など多くの著名人が招待されました。

ウエディングドレスは、ジバンシィのクレア・ワイト・ケラーがデザインしたオートクチュールです。伝統に倣い、長袖で純白の清楚な印象のドレスを着用されていました。

世界の王室をもっと知りたいときはこちら!

イギリス王室の結婚式について、様々なルールや実際に行われた式の内容を紹介してきました。伝統あるイギリス王室らしく、式の場所やウェディングドレスにおけるルールが数多くあります。

今回はイギリス王室の結婚式に焦点を当てて解説をしましたが、他にも王室について知りたい方は、当サイトの別の記事もご覧になってください。

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