現在シャルレーヌ妃は、グレース妃のいかなるジュエリーもつけてしいません。1955年、メゾン・カルティエによって作られたクッションカットダイヤモンドの婚約指輪もそうです。どれも身に着けるのはなかなか難しいでしょう。
Embed from Getty Imagesというのも何年も前から大部分のジュエリーが世界中を巡回展示されているからです。この展示されているグレース妃のジュエリー、正式には一体誰の所有物になるのでしょうか?アルベール大公、姉のカロリーヌ妃、あるいは妹のステファニー妃…、はっきりと答えることは大変難しいでしょう。何点かのジュエリーは、プリンセスである二人の娘によって身に着けられているとすれば、他のものは約30年近く宝石箱にしまわれたままになっているはずです。
Embed from Getty Images特に有名なのは、婚約式のために作られたネックレス、ブレスレット、ペアモチーフのイヤリング、そしてダイヤモンドとパールがあしらわれた指輪。こちらは1956年初め、若きグレース・ケリーと結婚を公表した数日後、レーニエ公がニューヨークのヴァンクリーフ&アーペルで購入したものです。他のジュエリー同様、ヴァンクリーフ&アーペルもグレース妃のコレクションに加わりました。
例えば、モナコ機構から結婚のお祝いとして贈られた、サファイアとダイヤモンドがはめられているフラワーブローチ。そしてモナコ市議会から贈られた、ダイヤモンドのブレスレットがあります。またグレース妃は、アルハンブラモチーフのネックレスや、鴨やライオンをかたどった動物の小さなブローチのなど、他にも多くのジュエリーを所有されています。
Embed from Getty Imagesその反動でしょうか、1978年のカロリーヌ妃の一回目の結婚式でダイヤのティアラをつけていますが、このティアラはグレース妃のものにはなりませんでした。このジュエリーがどんなにモナコ公妃にとって思い出深い品だとしても、メゾン・ヴァンクリーフ&アーペルからの借り物だったのです。最近ではニューヨークで展示されていました。彼女は人生で度々、パリ、グランメゾンのコレクションのジュエリーを借りて、身に着けることを承諾していました。こうすることでメゾン・ヴァンクリーフ&アーペルの昔のジュエリーコレクションにあった、19世紀初めの見事なダイヤモンドのティアラを身に若ける特権を得たのです。ジョゼフィーヌ皇妃が所有していたジュエリーだというのは、おそらく間違って伝わった伝説です。
グレース妃のジュエリーボックスにある他の宝石たちは、いつか義理の娘であるシャルレーヌ妃が身に付けるのではないでしょうか、特にカルティエのルビーとダイヤのジュエリーは2度にわたり作られました。1956年ロイヤルウエディングために、ラ・ソシエテ・デ・バン・ド・メールが未来の王妃へとプレゼントしたもの。
Embed from Getty Imagesそれが、カボションルビーがはめ込まれたダイヤモンドのブローチ3点でした。このブローチ、軽いティアラを形作るとき、ゴールド仕立てのワイヤーの上に固定することができるのです。この使い方が気に入った彼女は、エリゼ宮殿で行われたド・ゴール将軍夫妻による晩餐会で、それを自ら選び身に着けました。
Embed from Getty Imagesそして同じ夜、カルティエのダイヤで作られた3連のネックレスも着けられました。これはモナコ公国の機関が結婚のお祝いとして贈ったものです。そして1970年の終わり、レーニエ3世がペアシィプのカボションルビーがはめられたイヤリングをグレース妃に贈り、このアクセサリーが揃います。カロリーヌ妃は、何度も母のルビーのアクセサリーをつけていますが、ステファニー妃は赤十字のパーティでつけたイヤリングだけとなっています。