愛子さまが天皇になる可能性に世間の声は?愛子さまの学歴・大学生活・ティアラを新調しなかった理由にも迫る

ライターPOINT DE VUE JAPON編集部
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TOKYO, JAPAN – DECEMBER 05: Princess Aiko greets the press on the occasion of her coming-of-age at the Imperial Palace on December 05, 2021 in Tokyo, Japan. The only daughter of Emperor Naruhito and Empress Masako marked her 20th birthday on December 1, 2021. (Photo by Yuichi Yamazaki/Getty Images)

令和になってから、愛子さまを天皇へと熱望する声を耳にすることが多くなりました。

この背景には皇族の数が減りつつあることと、男性しか天皇になれない法律に対する違和感が現れていることが指摘できます。

日本の今後の皇族はどのような形になるのでしょうか。

今回は愛子さまに焦点をあてて、愛子さまの学歴・暮らし方・天皇になることに対する世間の声など、様々な疑問にお答えします。

ぜひ最後までご覧ください。

愛子さまのプロフィール・略歴

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愛子さまは日本の皇族の1人であり、皇太子妃として大きな注目を集めている人物です。

ここでは、愛子さまの基本的なプロフィールや略歴について確認していきましょう。

プロフィール

愛子さまは2001年の12月1日に生まれ、現在は成人して21歳になりました。

現天皇である徳仁さまと現皇后である雅子さまの第1子にあたります。

20歳を迎えた際に開かれた会見では、ご自身の性格やご趣味について次のように述べられていました。

「穏やかで無邪気な性格であり、長所はどこでも寝られること。短所は少しマイペースな部分があって、人見知りをしてしまうこと。」

そして愛子さまのご趣味は、音楽を聴いたり、運動をしたり、生き物のお世話をしたりすることであると述べられておりました。

私達と変わらない暮らしをされていることに親近感を抱きますね。

愛子さまは、外交官の方に対しても多言語を操りながら笑顔で対応されることから、海外でも非常に高い人気を誇っておられます。

愛らしい性格でありながら、ご自分の意見をご自身の言葉で紡がれる姿に、日本国民からの信頼も多く集めています。

略歴

愛子さまは2001年の12月1日、東京都千代田区の宮内庁病院で生まれました。

同年12月7日に現上皇から「愛子」と命名され、「敬宮(としのみや)」の御称号を受けました。

2006年には学習院幼稚園に入園され、同年8月には初めての海外訪問でオランダへと旅行へいっておられます。

2008年には学習院幼稚園を卒園し、学習院初等科へ入学。

初等科2年生の頃に体調不良が原因で欠席が続き、その原因が児童同士のトラブルであることから大きな騒動となりました。

2014年には学習院初等科を卒業し、学習院女子中等科へ入学。学業とスポーツで忙しい日々を過ごされました。

2017年には学習院中等科を卒業し、平和について述べた卒業文集では国民の感動を読んだことで有名です。

そうして学習院女子高等科に入学し、2018年にはイギリスへおよそ1カ月間の短期留学。

英語教育を受けた他、英国文化を体験し、さらなる教養を身に着けておられました。

2020年には学習院女子高等科を卒業し、学習院大学文学部日本語日本文学科に入学されました。

こちらの大学は、父親であり現天皇である徳仁さまの母校。進学にあたり、同大学への進学を強く熱望されていたのだそうです。

愛子さまは現在、皇室の1人として数多くの公務をこなしておられます。

日本の伝統的な文化や芸能にご興味があり、その思いが進学先を選ぶ際にも垣間見られるといえそうです。

愛子さまが天皇になる可能性を世の中はどう思っている?

愛らしい性格と真面目で勤勉な性格を持ち合わせた愛子さま。

令和に入ってからは特に、未来の天皇へと熱望する声が目立つようになりました。

しかし実際の制度的な面から述べると、愛子さまが天皇になるのは非常に低い確率であるといえます。

なぜなら、現状の日本の天皇の継承権は男性にあるからです。

皇室の基本的なルールがまとめられている皇室典範は、まだ男尊女卑が強い時代であった明治時代に制定されました。

そのため、皇位継承権についても女性より男性が優遇される立場にあったのです。

この皇室典範を変えない限り、愛子さまが天皇ましてや皇位継承者になることすらありません。

現在の皇位継承順位は、秋篠宮文仁親王・悠仁親王・常陸宮正仁親王の順になっています。

皇族の人数が減少しており、確かに後継者問題はあります。

しかし、現在の愛子さまは天皇になるための特別な教育を受けておられるわけでもありません。

そのため、愛子さまを天皇へと熱望する声は確かにありますが、それが実現する可能性は限りなく低いといえるでしょう。

愛子さまの学歴は?

愛子さまの学歴については、略歴にて簡単に解説しましたが、ここではそれぞれをもう少し詳しく見てみましょう。

愛子さまは幼稚園から大学まで、一貫して学習院大学に通われています。

学習院大学は皇族のために創設された学び場であり、充実した教育を受けられることが特徴的です。

学習院大学初等科

学習院大学初等科では「真実を見分け、自分の考えを持つ子ども」を教育目標にした教育を行っています。

専門性の高い先生たちにその専門の教科を学ぶ「専科教員制」が有名です。

他にも少人数制の英語教育・自然体験ができる校外学習・ルールとマナー教育など、様々な分野に携われます。

学習院大学中等科

学習院大学中等科では「ひろい視野」「たくましい想像力」「ゆたかな感受性」の3つの力を身に着けることを目標としています。

東北自然体験・林間学校・臨海学校・長距離歩行など、宿泊を伴った校外教育によってより豊かな教養を身に着けられることが可能です。

学習院大学高等科

学習院大学高等科も、中等科と同じく「ひろい視野」「たくましい想像力」「ゆたかな感受性」の3つの力を身に着けることを目標としています。

高等科になると国際交流も盛んに行われていることが特徴です。

愛子さまも、2018年にはイギリスへおよそ1カ月間の短期留学をしました。

英語教育を受けた他、英国文化を体験し、さらなる教養を身に着けておられました。

学習院大学文学部日本語日本文学科

学習院大学文学部日本語日本文学学科は、日本語や日本文学について学べる学部です。

具体的には、日本古典文学・近代文学・日本語教育学などの専攻が挙げられます。

日本古典文学専攻では、日本の古典文学作品を読み解くことで、文化の背景や特徴を学ぶことが可能です。

近代文学専攻では、近代日本文学を取り扱い、その作家の生涯や時代背景を学びます。

どの専攻においても、日本という国の在り方を探求できる部分が確認できますね。

日本の伝統文化にご興味のある愛子さまにとって、学習院大学は関心のある分野を深められる絶好の場所なのでしょう。

愛子さまってどんな女性?

愛子さまは、会見のご様子から穏やかながらもしたたかな女性であることが伺えます。

お人柄も良く、周りの方から慕われることも多いようです。

そのような愛子さまはどのような女性なのでしょうか。

御称号は「敬宮(としのみや)」

愛子さまの御称号は「敬宮(としのみや)」です。

皇族には一般国民のような苗字がなく、御称号が決められます。

上皇様によりますと、愛子さまの御称号は「孟子」の「離婁章句下(りろうしょうくのげ)」が由来とされています。

人として大切な基本的道徳を説き、敬と愛の重要さを表しておられるそうです。

お印はゴヨウツツジ

お印とは、皇室で身の回りのものにお使いになる記章、いわゆるシンボルマークのことを指します。

男性皇族は植物、女性皇族は花であることが多く、愛子さまのお印はゴヨウツツジです。

ゴヨウツツジは5枚の葉と真っ白なお花をつける所が非常に特徴的なお花です。

愛子さまのご両親である、現天皇徳仁さまと現皇后雅子さまがこのお花を大変お気に召していたことがきっかけといわれています。

「純白の花のような純真な心を持った子どもに育ってほしい」という願いが込められているのだそうです。

愛子さまが次の天皇になる可能性はある?

愛子さまが次の天皇になる可能性は、天地がひっくり返らない限り難しいでしょう。

なぜなら日本の天皇の継承権は、男性にあるからです。

実際、次の天皇になるのは秋篠宮文仁親王が高いとされています。その次であっても、悠仁親王です。

皇室のルールすなわち皇位継承についてもまとめてある皇室典範は、まだ男尊女卑が強い明治時代に定められました。

その頃のルールから変えずにいることは、受容を重んじる現代にそぐいませんよね。

小泉首相の時代では、女性の皇位継承について盛んに議論されていたのですが、現代ではほとんどされなくなってしまいました。

時代にそぐわないとはいえ、これからも急いで皇室典範の改正に取り掛かることはないでしょう。

これらのことを踏まえると、愛子さまが次の天皇になる可能性は限りなく低いといえます。

愛子さまの大学でのキャンパスライフは?

愛子さまのキャンパスライフは、コロナ禍から始まりました。

入学してまもなくには、コロナの感染拡大により一時的に休校したこともあります。

愛子さまの大学でのキャンパスライフは、かなり制限された状況から始まったと表現できます。

このような状況から、愛子さまは在宅でのオンライン授業を選択しました。

大学に入学して半年が経過したころ、初めて大学へと赴いたといわれています。

これらのことは、コロナ禍の前であれば考えられないことです。

しかし、国民的象徴であるべき天皇家の愛子さまは、コロナウイルスに対して強く懸念されているようです。

大学3年生の現在もオンライン授業を選択

愛子さまは現在21歳。大学3年生になりました。

愛子さまは、現在もオンライン授業を選択されているといいます。自分自身や周りの人々を守るために、ご決断されたようです。

現在でも大学に実際に赴いたのは数えられるほどでしょう。

それでも、新型コロナウイルス感染対策を強く意識されており、拡大しない・させないことに重きを置いておられます。

登校する必要がある時は、両陛下や侍医らとその都度相談して決めているのだそうです。

両陛下を思う気持ちからの決断

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大学3年生になった今、愛子さまが通われている学習院大学の方では徐々に対面授業が再開している状況です。

対面授業を選択することは実質可能なため、登校しても良い状況ではあります。

それでもオンライン授業を受け続けることを判断されたのは、両陛下を思う気持ちからです。

「ご自身の登校がきっかけで、結果的に両陛下の感染に繋がってはいけない」

父親が皇位という日本において非常に重要な位にある以上、この決断は致し方ないことなのかもしれません。

愛子さまの両陛下を思う気持ち、新型コロナウイルスに対する強い懸念がある限り、愛子さまはオンライン授業を選択されることでしょう。

愛子さまがティアラを新調しなかったことも話題に

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女性皇族は、正装の際にティアラを身につけます。20歳になった際には、ご自身のティアラを新調することが一般的です。

しかし、愛子さまが20歳になられた際の誕生日行事では、叔母である黒田清子さまのティアラを借用したことが話題になりました。

ティアラを新調しなかったのです。

この背景には、「コロナ禍で国民の生活に大きな影響が出ているから」があると説明されています。

そもそも、女性皇族のティアラを公費と私費のどちらで作るかはその時々に決められます。

ただ、私費でつくっても着用のタイミングがなく、公的な場でしか使わないことから、公費でつくることが一般的です。

しかし、公費でティアラを作ることは、国民のお金から作ることと同義。

新型コロナウイルスにより国民の生活に大きな影響が出ている現在の状況を鑑みると、公費でティアラを作るのは避けたかったのでしょう。

黒田清子さまのティアラは、過去に私費で作られたものです。

そのため、今回は「借用」という形で愛子さまが使われることになりました。

皇室の情報について知りたいなら

愛子さまは、コロナ禍による国民生活への影響を強く心配されています。

このようなお気持ちから、大学やティアラについて国民に寄り添う姿勢を貫かれているのでしょう。

これにより皇室の求心力はより高まっており、国民からは愛子さまを次の天皇へと熱望する声が止みません。

しかし、現在の皇室典範での定めでは女性に皇位継承権がないため、現状難しいでしょう。

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皇室の系図・秋篠宮家についてなど、様々な皇室の情報を発信しています。

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