ダイヤモンド・ジュビリー[2/2]

ライターPOINT DE VUE JAPON 編集部
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道路は車両通行禁止の措置がなされ、50万人以上の観光客が、記念行事に参加し、«ページェン卜»水上パレードを見るために、ロンドンの駅の構内に溢れました。

テムズ河の両岸とも見物の場所を見つけるのは至難の業、開始の何時間も前からビールとサンドイッチを用意して場所を確保します。移動方法は歩きか地下鉄のみ。

その地下鉄も主要な駅は閉鎖されています。人だかり恐怖症にはつらいこの6月3日は、朝から道路、歩道に陽気な人々が歌いながらそぞろ歩く姿が沢山見られました。その理由は、水上パレードの前にイギリス、そしてコマンウェルスの400万以上にも及ぶ人々が、ロンドンを始めとして全国各地で行われる路上パーティー、«ビッグ·ジュビリー·ランチ» に参加したからなのです。このピクニック·イベントの規模は想像もできないくらい大きなもので、各土地のコミュニティー、組合、ボランティア、一般市民達が何ヶ月もかけてその準備をして来たものでした。ロンドンで最も大きな«ビッグ·ジュビリー·ランチ»は、ピカデリーで行われました。

ロンドン市内には、50もの巨大スクリーンが、あちこちに配置され、水上パレードの校様を誰もがベストなコンディションで見物出来る様に配置されました。とうとう、待ちに待った水上パレードの始まりです。午後2時少し前に、空軍大尉の制服に青のガーター·サッシュを掛けたケンプリッジ公とアレクサンダー·マックイーンの深紅のドレス姿の美しいケンブリッジ公爵夫人が、アルバート·ブリッジのカドガン·ピアーに到着。騎兵連隊の市服姿のハリー王子と共にピリット·オプ·チャートウェル号に乗船します。

追って、悔軍の軍服姿のウェールズ公、エレガントなアイヴォリーカラーのスーツに身を包んだコーンウォール公爵夫人が合流しました。午後2時11 分に、エリザベス2世とエディンバラ公がお姿を表しました。女王は、アンジェラ·ケリーが仕立てた金、銀、象牙のビーズ、そしてスワロフスキーのクリスタルで刺繍を施した白いシルクとオーガンジーの、ワンピースとコートをお召しになっていました。

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