今回は王位継承第一位の世界のロイヤルファミリーのプリンス、プリンセスを特集します。
世界に27の王室があると言われ、どの王室も、王位継承は立憲君主制のロイヤルファミリーにとっては、最優先の重大事項であります。歴史を見れば、王位継承をめぐり、血が血を洗う壮絶な争いが、繰り広げられたかは、今更言うまでもありません。
それだけに今日の王室では、王子、王女がお生まれになると、王子、王女に即、王位継承順位が公式に発表され、その後、公式行事、生活のあらゆるしきたりに、王位継承順位により、立場が違うようになります。
王位継承権も国により女性には継承権のない国と、ある国があります。イギリスは、エリザベス2世が王女として、王位になられたように、女性でも王位継承権があり、日本の場合は、愛子さまは、現行の皇室典範が変更にならない限り、王女になる権利はなく、王位継承権はありません。将来皇室典範が改正されれば愛子女王が日本にも誕生することになります。
オランダ王位継承第1位 アマリア王太子
Embed from Getty Images2003年12月7日、オランダ国王ウィリアム・アレクサンダーとその妃マキシマとの間に第一子として生まれました。
2013年、ウィリアム・アレクサンダーの即位に伴い、王位の法廷推定相続人としてオラニエ女公Prinses van Oranijeとなりました。
ベルギー王位継承第1位 エリザベート王太子
Embed from Getty Imagesエリザベート・ド・ベルジックは現在ベルギーを治めるフィリップ国王の第一王女で、三人の姉妹がいます。ベルギーは王位継承に性別を要件としないので、長子である彼女は王位継承第1位でゆくゆくは父の跡を継ぎ、ベルギー王女となることが期待されます。
2001年10月25日生まれで9歳の頃から公務に当たるようになり、王族として最高の教育を受け、3ヶ国語でスピーチをするなど、その才媛ぶりに注目が集まっています。
スペイン王位継承第1位 レオノーレ王女
Embed from Getty Imagesスペイン国王フェリペ6世とその妻レティシア王妃の長女。
2014年の父の即位に伴い、アストゥリアス女公に叙せられました。スペイン王位継承権は兄弟間、男子優先のため王位継承が確定したわけではありません。ただし今後両親に男子が誕生しない場合、レオノーレは将来的に父の跡を継いで、スペイン女王に即位することになります。
デンマーク王位継承第1位 フレデリック王太子
Embed from Getty Imagesマルグレーテ2世デンマーク王の長男。1992年から2年間ハーバード大学で政治学を専攻し、その後ニューヨーク国連本部やデンマーク国連大使のもとで働きました。パリのデンマーク大使館でも一等書記官として勤務し、2009年から国際オリンピック委員会の委員を務めています。
2004年、シドニーのオリンピックを通して知り合ったメアリー・ドナルドソンと結婚。メアリー王太子との間に2男2女をもうけました。2011年6月14日東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県松島市を慰問し、企業からの義援金を贈りました。
リヒテンシュタイン公位継承第1位 アロイス皇太子
Embed from Getty Images公世子だったハンス・アダム2世と妃のマリーの長男としてチューリッヒで生まれました。イギリスのサンドハースト王立陸軍士官学校に入学、その後コールドストリームガーズの一員として香港、ロンドンで軍務に就き半年後、ザルツブルグ大学に入学。1996年までロンドンの企業に勤めた後、帰国して父の財務を担当します。
2004年より公国の元首代行を務めています。称号はリヒテンシュタイン公世子。
ノルウェー王位継承第2位・イギリス王位継承第65位 イングリッド・アレクサンドラ王女
Embed from Getty Images2004年、ノルウェー王太子とその妃、メッテとの間に第一子としてオスロで生まれました。その後弟も生まれますが、1990年の憲法改正により、男女の区別なく第一子が王位継承第一位となったことから、彼女が将来ノルウェーの王女となります。
ノルウェー王位継承第1位・イギリス王位継承第63位 ホーコン王太子
Embed from Getty Imagesホーコンはオスロに生まれました。海軍士官学校卒業後、ノルウェー海軍に入隊。除隊後カリフォルニア大学バークレイ校で政治学を学びました。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでは開発学の博士号を取得し、オスロでも学んでいます。
2001年、オスロ大聖堂でメッテ・マリットと結婚式をあげ、数万のノルウェー国民から熱狂的な歓迎を受けました。2004年、長女イングリッド・アレクサンドラ王女が誕生。
1990年の憲法改正により男女の区別なく第一子が王位継承第一となったことから、彼女が将来ノルウェー初の女王となります。
スウェーデン王位継承第1位 ヴィクトリア皇太子
Embed from Getty Images現国王カール16世グスタフと王妃シルヴィアの第一子。スウェーデン法廷推定相続人(王太子)です。弟はカール・フィリップ王子、妹はマデレーン王女。
ストックホルムの高校を卒業後、フランスのアンジェにあるカトリックの大学に留学、アメリカのイェール大学にも留学しました。
帰国後2002年春に国際開発協力庁での研究を終了し、同年夏にはニューヨークの国連本部、秋にはパリやベルリンのスウェーデン大使館で訓練生として勤務しました。1995年18歳の誕生日にストックホルム宮殿と国会においてスピーチをしたのを皮切りに、将来の王位継承者として様々な公務に従事しています。2010年6月19日にストックホルム大聖堂にてダニエル・ベストリングと結婚。2012年に長女となるエステル王女を出産しました。
ルクセンブルク大公位継承第1位 ギヨーム大公世子
Embed from Getty Imagesルクセンブルクのアンリ大公と妻、マリア・テレサ大公妃の長男として、ルクセンブルクのベッツドルフで生まれました。
イギリスのサンドハースト王立陸軍士官学校卒業後、イギリスのダーラム大学、ブルネイ大学、フランスのアンジェ大学で学び、父が2000年に即位すると同時にルクセンブルク大公位の法廷推定相続人となりました。ギヨームが予定通り大公位を継承した場合は、ギヨーム5世と名乗ることになります。