スペイン王室は、気品あふれる美しさがあると話題です。過去にはどのような方がいたのか気になっている方も多いでしょう。
そこで本記事では、スペイン王室の家系図を詳しく解説します。スペイン王室の歴史やスペイン王女の姉妹についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スペイン王室の家系図をご紹介!
Embed from Getty Imagesスペイン王室を詳しく学ぶには、家系図を参考にすると分かりやすいでしょう。過去にどのような人物がいて、活躍していたのかを学べます。
ここでは、スペイン王室の家系図をご紹介します。
フェリペ国王
フェリペ国王とは、スペイン王国の王であり、現国王はフェリペ6世です。1938年に誕生したフェリペ6世は、前国王である父が退位した1975年にスペインの国王となります。
フェリペ6世は、それまでも王室の仕事を務めていましたが、国王となった後はより一層外交や内政に取り組んでいます。
さらに、スペインの文化や歴史を守り普及することも担当しており、幅広く活躍されている人物です。
2004年には国営のテレビキャスターであるレティシア・オルティスと結婚し、2人の子供をもうけています。
レティシア王妃
レティシア王妃は、本名をレティシア・オルティスといい、フェリペ6世の王妃です。
レティシア王妃は1972年に誕生しました。その後父親の転勤に伴い、マドリードの高校へ転校し、最初の夫となる教師のアロンソ・ゲレーロと出会います。
そして、テレビ局でジャーナリストとして働き始め、1998年にアロンソ・ゲレーロと結婚します。しかし、1年で離婚しました。
フェリペ6世との出会いは、2002年の知人宅での食事会でした。2人はすぐに意気投合しますが、当時は恋愛感情ではなかったようです。
その後2003年に正式に交際が始まり、2004年に結婚します。王妃としては、国王とともに王室の務めをはたしています。
レオノール王女
レオノール王女は、フェリペ6世とレティシア王妃との間に生まれた人物です。2005年に第一女子として生まれました。
現在の王位継承順位は1位ですが、弟が生まれた場合には、弟の方が継承順位は上になります。
しかしまだ弟はいないため、現状はヨーロッパの王室の中で最も若い王位継承者となっています。
ソフィア王女
レオノール王女の1歳下の妹として、ソフィア王女がいます。彼女は2007年に、フェリペ6世の第二女子として生まれました。
現在の王位継承順位は2位です。姉のレオノール王女と王室のイベントに参加するなど、若いながらもすでにさまざまな公務を行っています。
スペイン王室の歴史
スペイン王室の家系図をご紹介しましたが、より詳しくスペインの王室のことを学ぶには、王室の歴史を紐解いていくと良いでしょう。
ここでは、スペイン王国の王族がどのような歴史を辿ってきたのかをご紹介します。
古代
スペイン王室の歴史の中でも、古代のスペイン王国は、古代ローマ時代までさかのぼります。
スペインが完成したのは1479年のローマ時代のことでした。
カスティーリャ王国の王女イサベルとアラゴン王国の王フェルナンドが結婚したことで、2つの国が連合し、スペイン王国が完成したのです。
また、イサベル女王とフェルナンド王は、イベリア半島の奪還を試みたことでも有名です。
当時イベリア半島において、キリスト教徒がイスラム勢力に侵入されている状況でした。2人はこの半島の奪還を試み、そして成功させたのです。
これによりスペイン王国の統一を果たし、ローマ教皇より偉業が称えられて、2人はカトリック両王という称号を得ます。これがスペイン王国の始まりです。
中世
フェルナンド王とイザベル女王によってスペイン王国が完成しましたが、中世になると国王も交代します。
フェルナンド王とイザベル女王の間には娘のファナがいました。彼女は、神聖ローマ帝国皇帝のハプスブルグ家、マクシミリアン1世の皇太子フィリップと結婚します。
そして、その間に生まれたカルロスが、1516年にスペイン王位を継承します。カルロス1世の誕生です。
そして、そこからさらに領土を広げていきます。カルロス1世は、1519年に神聖ローマ皇帝に選出され、カール5世となります。
その結果、領土がスペインだけでなくブルゴーニュ・ネーデルランド・ドイツ・オーストリア・南イタリアにまで広がるのです。
さらに大航海時代の到来により、スペインには新大陸からの銀がもたらされ、スペイン王国は空前の繁栄を極めます。
しかし同時に戦争が絶えない時代でもありました。当時はイタリア戦争・宗教戦争・オスマン帝国の脅威など様々な危機にも直面していたのです。
近世
近世のスペイン王国では、それまで全盛期を迎えていた時とは異なり、急速に衰退していきます。
16世紀後半、カール5世が亡くなると子供のフェリペ2世が即位しました。スペイン王国は、このフェリペ2世のもとで全盛期を迎えたといわれています。
オスマン帝国との戦争にも勝利し、ポルトガル併合などにより植民地も増大します。その結果、スペインは太陽の沈まぬ国とまでいわれるほどになりました。
しかし、衰退は避けられませんでした。というのも、フェリペ2世はスペインの財政難を引き起こしてしまったためです。
度重なる諸外国との戦争や自身の浪費により財政難を起こした結果、破産宣告を行います。しかし、財政難は解決させられず、スペインは次第に衰退の一途をたどったのです。
近代
近代のスペインは、植民地支配を広げました。フィリピン・西インド諸島、南北アメリカなどを、現地の文化を滅ぼしながら支配していったのです。
しかし、18世紀末にフランス革命が起きます。そこで台頭したナポレオンは、ポルトガルやスペインの併合にも乗り出します。
ナポレオンによって一度併合されたスペインですが、1808年にはスペインの反乱が始まり、独立戦争にまで発展しました。
当時はナポレオン没落後であったため、各地で運動が起きたのです。その後王政を復活させました。
しかし、19世紀には絶対王政から立憲制に移行する過程で再び内戦が起きます。スペインにとっては苦悩の時期でした。
1868年の九月革命で王政が倒れ、第一共和政が成立しましたが、翌年すぐに王政復古となりました。
しかし復活した王政の実権は薄れており、実際には立憲君主政のもとで政治は行われていました。
その後第一次世界大戦や第二次世界大戦を経て、民主化が始まり、経済成長のもと現在のスペインへと変化していきます。
スペインの初代国王は?
スペインの初代国王は、イザベル女王です。しかし、当時は同権でもう1人の国王がいました。
それが、夫でもあるフェルナンド国王です。スペイン王国の国王として、2人はそれぞれイザベル2世とフェルナンド5世と称します。
彼らの活躍により、スペイン王国は復活と繁栄を極めていきます。
スペイン王女の姉妹の特徴
Embed from Getty Imagesスペイン王女の姉妹とは、フェリペ6世とレティシア王妃の間に生まれた、レオノール王女とソフィア王女のことです。
レオノール王女は、2005年10月31日に誕生し、現在は17歳となります。彼女はスペイン王室の中で、王位継承権を持っている最年少の人物です。フェリペ6世の第一女子です。
ソフィア王女は、2007年4月29日生まれで、現在15歳となります。スペイン王室では最年少であり、フェリペ6世の第二女子にあたります。
2人は容姿端麗であることから、スペイン国内外から人気を集めており、世界的に有名な人物です。
レオノール王女の趣味はチェロと乗馬?
麗しい見た目の王女達ですが、レオノール王女の趣味についても注目が集まっています。中でも話題となっている趣味がチェロと乗馬です。
小さい頃からチェロの練習をしており、演奏を楽しんでいるようです。また、乗馬についても趣味だと公言しています。
さらに他にもスキー・バレエ・映画鑑賞なども趣味だと明かしています。映画の中では、日本の黒澤映画が好きだと雑誌のインタビューでも公言しました。
ソフィア王女は姉より身長が大きい
彼女たち姉妹のことを調べると、ソフィア王女の身長がレオノール王女よりも大きいという情報が出てきます。
レオノール王女が163センチであることは調べるとすぐに出てきますが、ソフィア王女の身長は具体的には不明です。
しかしながら、姉妹二人で写真に写っている姿を見比べてみると、確かにソフィア王女の方が身長が高いように見えます。とはいえどちらも長身であることがわかります。
これは、両親の身長が高いことも影響しているかもしれません。フェリペ6世の身長は197センチ程度あるといわれています。
また、レティシア王妃も約170センチの身長だといわれています。どちらも高身長であるため、姉妹2人が高身長でも不思議ではないでしょう。
スペイン王女の姉妹は大の仲良し
スペイン王女の姉妹は大の仲良しであるといわれています。年齢は1歳程度しか離れておらず、公務やイベントなどに参加する際にも、必ず2人で参加されます。
小さいころから一緒に育っていたため、非常に仲が良いようです。また、ファッションなどでも2人で楽しみリンクさせていることが多いです。
2人ともオシャレには敏感で、さり気なくリンクコーデをしていることも、度々現地のメディアに取り上げられています。
姉妹のファッションについては、スペインの人々もいつも楽しく見守っているそうなので、姉妹揃って国民から愛されていることがうかがえます。
スペイン王女は全員美しいと話題
Embed from Getty Imagesレティシア王妃やその娘である2人の王女についてご紹介しましたが、彼女たちを見ていると分かるように、スペインの王女は非常に美しいです。
特に現在の国王の王妃であるレティシア王妃は、全く年齢を感じさせない容姿を保っています。
娘であるレオノール王女やソフィア王女と並んでも、全員美しいと思わせられるほどの美貌です。
王女2人のファッションは、姉妹コーディネートとして撮影される機会が多々ありますが、美しさも相まって非常に華やかに見えます。
スペイン王女は過去の女性たちも含めて、美人ぞろいといっても過言ではありません。
王位継承順位はどうなっている?
現在の国王と王妃との間に生まれたレオノール王女とソフィア王女をみると、気になるのが王位継承順位でしょう。
誰が継承順位が1番高いのかなど気になっている方も多いのではないでしょうか。国際的にも、王位継承順位は重要な問題です。
スペイン王室の王位継承順位は、現在のところ第一女子であるレオノール王女が1位となります。
次いで、2位がソフィア王女です。スペイン王室は、日本のように男系の男性しか即位できないといった定めはありません。
そのため、このまま順当にいけばレオノール王女が王位を継承することとなるでしょう。ただし、フェリペ6世とレティシア王妃との間に男の子が生まれた場合は変動します。
生まれた男の子の王位継承順位が1位となり、2人の姉妹は順にひとつずつ下がります。
スペイン王室について気になったら
スペイン王室は歴史のある王室です。過去の歴史を辿ってみると、スペインはさまざまなことから大きく変化しています。
一時は非常に広い領土を持っていましたが、財政難をきっかけに衰退を経験しました。
しかし、現在の国王はそのような財政難を起こさず真面目な政治を行っています。
また、今後王位を継承する可能性があるレオノール王女も、普段の様子から国民の人気が高い人物です。間違っても国が傾くような政治にはならないのではないでしょうか。
スペインの王室について気になったら、より過去にさかのぼってスペインの国の成り立ちなどをチェックしてみてください。